2025.09.05
インターン経験をESや面接でどう伝える?

―経験を「伝える力」が、次のチャンスを引き寄せる―
長期インターンを経験した学生が口をそろえて悩むのが、「この経験をES(エントリーシート)や面接でどう伝えればいいのか」という点です。どんなに実りある経験をしていても、それを効果的に言語化できなければ、採用担当者には伝わりません。今回は、インターン経験を“評価される形”で伝えるためのポイントを紹介します。
1. 「何をしたか」ではなく「どう考えたか」を中心に
まず意識したいのは、単なる作業の羅列にならないことです。「SNS運用を担当しました」「営業同行をしました」といった事実だけでは、あなたの成長や強みは見えてきません。企業が知りたいのは、「どんな課題に直面し、どう考え、どんな行動を取ったのか」という“思考のプロセス”です。
たとえば、次のように整理すると伝わりやすくなります。
- 課題発見: SNS投稿の反応が低く、チームで原因を分析した。
- 行動: 投稿内容の改善案を複数提案し、A/Bテストを実施した。
- 結果: フォロワー増加率が20%アップ。改善提案の継続がチーム文化になった。
このように、「自分なりの考え → 行動 → 結果」という構成で話すことで、インターン経験が“成果を出すために考え抜いた経験”として印象に残ります。
2. 成果よりも「学びの深さ」を意識する
学生のうちは、数字で示せる成果が出せないことも多いものです。しかし、採用担当者は「結果」そのものよりも、「そこに至る過程で何を学び、どう成長したのか」を重視しています。
たとえば、目立った成果がなくても、
- 上司との意見の違いをどう乗り越えたか
- チームで役割を果たすためにどう工夫したか
- ミスをしたあと、何を改善したか
こうした“成長の物語”を具体的に語れる人は、社会人になってからも伸びると評価されます。つまり、「結果」よりも「変化」を語ることが大切なのです。
3. 「自分の言葉」で話すことが最大の武器
ESや面接で差がつくのは、表現の「リアルさ」です。テンプレート的な言葉よりも、自分の感じたことを率直に伝える方が、心に響きます。
たとえば、「チームワークの大切さを学びました」では抽象的すぎます。これを、「他メンバーの意見を最後まで聞いたことで、チーム全体の方向性がまとまった」など、自分の行動に基づく具体的な描写にすると、一気に説得力が増します。
4. 面接では「エピソードの臨場感」が鍵
面接官が知りたいのは、あなたがどんな環境で、どう動いたのかという“現場の姿”です。話す時は、次の3つのポイントを意識するとよいでしょう。
- 背景を簡潔に:「3カ月間、スタートアップ企業の営業チームでインターンをしていました」
- 課題と行動を明確に:「アポイント獲得率が低く、トークスクリプトの改善に挑戦しました」
- 感情を込める:「最初は成果が出ず悔しかったのですが、上司と分析を重ねるうちに少しずつ成果が見え始めました」
人は“感情”に共感する生き物です。あなたの熱意や努力の跡を、具体的な言葉で描くことで印象が深まります。
5. 未来につなげる「一言」で締める
最後に忘れてはいけないのが、「この経験を今後どう活かしたいか」という未来への言及です。インターン経験を単なる思い出で終わらせず、「この経験が次のチャレンジへの土台になっている」と示すことで、成長意欲を伝えられます。
例:「現場での営業経験を通して、数字を追う厳しさとやりがいを学びました。今後は、顧客課題を深く理解できる提案型営業に挑戦したいと考えています」
このように締めることで、ESでも面接でも“次への意志”が感じられる内容になります。
6. 「伝え方」も学べる実践の場 ― ZEROWORKSの長期インターン
ESや面接で説得力のある話をするには、まず「中身のある経験」を積むことが大前提です。ZEROWORKSの長期インターンでは、学生が実際のビジネス現場で責任ある役割を担い、実践を通して考える力・伝える力を磨けます。単に「業務を体験する」だけでなく、「なぜその仕事をするのか」「どうすればより良くできるか」を一緒に考える文化が根づいています。
だからこそ、ESや面接で語れる“リアルなエピソード”が自然と増えていく。社会人になる前に「自分の強みを言葉にできる力」を身につけたい人にとって、ZEROWORKSは最適な環境です。
まとめ
インターン経験をESや面接で伝えるときは、
- 事実よりもプロセスを語る
- 結果よりも学びや成長を伝える
- 自分の言葉で臨場感を出す
- 未来へのつながりを示す
この4点を意識すれば、あなたの経験は必ず魅力的に伝わります。
そして、そうした「語れる経験」を作る場所として、ZEROWORKSのインターンは大きなチャンスです。自分の成長を言葉にできるようになる。その第一歩を、ここから始めてみませんか?