インターンを経験した学生のキャリアはどうなる?先輩の事例を紹介 | ZEROWORKS(ゼロワークス)

2025.06.30

インターンを経験した学生のキャリアはどうなる?先輩の事例を紹介

大学生活の中で、「インターンをするべきかどうか」と迷っている学生は多いのではないでしょうか。就職活動を意識し始めると、「早くから経験を積んだ方が有利」「でも何を得られるのかわからない」といった不安もつきものです。そこで今回は、実際にインターンを経験した先輩たちのリアルな事例を通じて、インターンがその後のキャリアにどう影響するのかをご紹介します。


事例① ベンチャー企業での長期インターン → 起業家の道へ

経済学部3年のAさんは、大学2年の夏からスタートアップ企業での長期インターンを始めました。業務内容はSNSマーケティングと営業サポート。当初は右も左もわからず戸惑うことも多かったそうですが、代表と近い距離で働く中で、事業の成り立ちや意思決定のプロセスを間近に見ることができ、大きな刺激を受けたと言います。

「自分もこんな風にビジネスを立ち上げてみたい」と考えるようになり、インターン終了後は仲間と共に学生起業。現在は大学卒業を控えながら、自社サービスの開発と運営に取り組んでいます。

学びのポイント: インターンは単なる職業体験にとどまらず、価値観や将来像にも影響を与える場。ベンチャーでの実践を通じて、自分の適性や興味がクリアになるケースも多いです。


事例② 大手メーカーでのインターン → 志望業界を再考、別業界へ

工学部4年のBさんは、夏に大手自動車メーカーのインターンに参加しました。もともとは「モノづくりが好き」という理由でメーカー志望だったそうですが、実際に参加してみると、企業文化や働き方が自分のスタイルと合わないことに気づいたといいます。

その経験をきっかけに、Bさんは「もっと柔軟でスピード感のある環境で働きたい」と考えるようになり、IT業界への志望にシフト。最終的にはSIer企業から内定を得て、現在はエンジニアとして活躍中です。

学びのポイント: インターンは「合う・合わない」を見極める絶好の機会。憧れやイメージだけではわからない企業のリアルを体感できるため、キャリアのミスマッチを防ぐ手段としても有効です。


事例③ 人材業界でのインターン → 営業力を武器に内定獲得

文系学部3年のCさんは、将来の選択肢が広くて迷っていた時期に、人材系のベンチャー企業でインターンを始めました。担当したのは法人営業で、企業への電話アプローチや商談の同席、提案資料の作成など実務を幅広く経験。

最初は電話をかけることすら緊張していたそうですが、何十件もこなすうちに自信がつき、学生ながらアポイント獲得率がチーム内トップに。就活の面接でも「実際に成果を出したエピソード」としてアピールできたことで、大手広告代理店から内定を獲得しました。

学びのポイント: インターンでは、社会人さながらの実務経験を積むことができるため、「学生時代に頑張ったこと」として高い説得力を持つ自己PR材料になります。成果を出すことができれば、確かな自信にもつながります。


なぜインターンはキャリアに影響を与えるのか?

ここまでの事例からわかるように、インターンには次のようなメリットがあります。

  • 職種や業界理解が深まる
  • 自分の適性を見極める機会になる
  • 仕事のやりがいを体感できる
  • 実践的なスキルが身につく
  • 自己PRの材料として使える

単に「就活のため」と割り切るのではなく、「自分が将来どんな仕事に興味を持ち、どんな環境で力を発揮できるか」を知るための貴重な時間と捉えると、インターンの価値はぐっと高まります。


まとめ:迷っているなら、まず一歩踏み出してみよう

「何のためにインターンをするのかがわからない」「自分に向いている仕事が見つかるかわからない」と感じている方こそ、まずは気になる業界や職種のインターンに挑戦してみることをおすすめします。

先輩たちの多くも、最初は不安や迷いを抱えながら一歩を踏み出しました。そしてその経験が、その後のキャリア選択や行動に確かな影響を与えています。

“行動することでしか見えてこないものがある”──それが、インターンの最大の意義かもしれません。