2025.06.14
企業との契約トラブルに注意!インターンを辞める前に確認すべきこと

はじめに
インターンを辞めるとき、意外と見落としがちなのが「契約・ルール」の確認です。
- 急に辞めたら違約金が発生する?
- パソコン返却っていつ?
- そもそも契約ってあったっけ?
トラブルを避けるためには、「感情」よりも「手続き」を大事にすることがポイントです。
本記事では、インターンを辞める際に最低限確認しておくべき契約内容と注意点を解説します。
1. 契約書や同意書が交わされているか確認しよう
多くの企業では、インターン開始時に以下のような書面が交付されます。
- 業務委託契約書
- 雇用契約書(アルバイト契約に近いもの)
- インターン誓約書・同意書
まずは、これらの書類が手元にあるかを確認しましょう。
そのうえで、「辞め方」に関するルール(条項)が記載されていないかチェックします。
<よくある条項の例>
- 退職の際は〇日前までに申し出ること
- 支給物(パソコン、名刺など)は返却必須
- 機密保持・競業避止の規定がある場合もあり
2. 退職時に確認すべき4つのこと
項目 | 内容・チェックポイント |
---|---|
通知期限 | 契約書に「退職希望は〇日前までに」とある場合は、それを守る必要があります。記載がなければ、一般的には2週間前の通知が目安です。 |
報酬・精算 | 未払い報酬がないか確認しましょう。固定報酬か成果報酬かによっても対応は異なります。 |
支給物の返却 | パソコン、アカウント、資料などは、返却のタイミングや方法を確認しましょう。データ削除の義務がある場合もあります。 |
口外禁止事項 | 在籍中の情報について守秘義務が課されていないかを確認。SNS投稿なども要注意です。 |
3. トラブルになりやすいケース
- 「今月までと伝えたのに、急に稼働停止させられた」
- 「Slackアカウントが削除されて、最後の報酬確認ができなかった」
- 「口頭で“辞めていい”と言われたのに、あとから違約金の話が出てきた」
→ 曖昧なまま辞めると、言った言わないのトラブルが発生しがちです。
4. 万が一のときの対応策
- やり取りは文面で残す(Slack、メール、LINEなど)
- 不当な対応を受けた場合は、大学のキャリアセンターや労働相談窓口に相談する
- 契約書がなくても、チャット履歴や業務内容の記録は証拠になります
まとめ
インターンは「軽いバイト」ではなく、契約関係が発生する実務の場です。
円満に辞めるためには、「感情の整理」だけでなく「契約面の確認」も欠かせません。
辞める前に確認すべきチェックリスト:
- 契約書に退職ルールの記載があるか
- 支給物の返却方法とタイミングは?
- 最終報酬はどう計算される?
- 過去のやり取りは保存しているか?
これらを丁寧に確認・整理しておけば、安心して次のステップに進むことができます。