2025.06.13
ブラックな職場から抜け出すには?トラブル回避のポイント

はじめに
「明らかに労働時間が多すぎる」
「指導ではなくパワハラに近い言動がある」
「自分の存在が尊重されていないと感じる」
インターンとはいえ、“ブラックな職場”にあたってしまうことはあります。
「我慢するべき?」「辞めたら損?」「どう動けばいいの?」と迷う方も多いでしょう。
本記事では、ブラックな職場に巻き込まれたときの見極め方と抜け出し方を紹介します。
まず、これってブラック?よくある兆候
以下のような項目が複数当てはまる場合、要注意です。
- 明確な労働条件(シフト・時給・業務内容)の提示がない
- インターンなのにフルタイム並みの拘束がある
- 精神的に追い込まれるような叱責や無視がある
- 勤怠・給与・契約に関する説明が曖昧
- 正社員と同等の責任を負わされているのに教育がない
「違和感」は放置しないこと。
慣れてしまう前に“自分の感覚”を信じることが大切です。
抜け出すためのステップ
ステップ①|まずは証拠を残す
万が一トラブル化したときのために、以下のような記録を残しておきましょう。
- シフトや稼働時間のログ(スクショ、日記、勤怠アプリなど)
- 上司からの発言記録(メモやメール・チャットの保存)
- 業務内容の変遷(業務日報や依頼内容の履歴)
→ 「何が問題だったのか」を客観的に説明できる材料になります。
ステップ②|社内に相談できる窓口を探す
企業によっては、直属の上司以外に相談できる担当(人事、インターン窓口)がいるケースもあります。
「辞めたい」ではなく、まずは現状を整理して共有することで、改善提案や環境調整につながる可能性があります。
ステップ③|冷静に退職手続きを進める
相談しても改善が見込めない、もしくは心身への影響が大きい場合は、無理せず退職を検討しましょう。
- 書面やチャットで退職の意思を伝える
- 最終勤務日を明確にする
- 引き継ぎ内容を簡潔にまとめて渡す
→ 感情的にならず、誠実に対応することが円満退職のカギです。
トラブル回避の3つの予防ポイント(次のインターン選びに活かす)
- 初期の説明で「曖昧」が多い企業は避ける
→ 業務内容・時給・稼働時間が曖昧なまま進むのは危険信号。 - 口コミや他インターン生の声を確認する
→ SNSや就活口コミサイト、知人の紹介などが有効。 - 最初の面談で「質問しても丁寧に答えてくれるか」を見る
→ 一方的な説明ばかりの企業は、対話を重視していない可能性が高い。
まとめ
インターンは「修行」でも「我慢大会」でもありません。
自分の尊厳や健康を損なってまで続ける必要は、一切ありません。
大切なのは、「逃げること」ではなく、**“守るべきラインを自分で決めること”**です。
正しい判断をして、次の良い環境へ進む勇気を持ちましょう。