2025.06.02
インターンが忙しすぎる…無理なく続けるための工夫

はじめに
長期インターンに参加している大学生の中には、「想像以上に忙しい」「このまま続けられるか不安」という声が少なくありません。特に、都内での営業職やオフライン型の有給インターンでは、出勤頻度や業務量が多くなりやすく、学業やプライベートとの両立が難しくなることも。
本記事では、長期インターンが忙しいと感じたときに、無理なく継続するための具体的な工夫や時間管理術、メンタルケアの方法などを、定量データや実例とあわせて解説します。
1. インターンが「忙しい」と感じる主な原因
原因①:スケジュールの余白が少ない
- 平日週3〜4日勤務+移動時間+課題提出などで1日が埋まる
原因②:業務量・成果プレッシャーが大きい
- 営業ノルマやKPIを求められる職場では精神的な負荷も大きい
- 例:1日20件以上の架電、週10件のアポ獲得が求められるケースも
原因③:時間の使い方に慣れていない
- 空き時間の活用や優先順位づけができず、疲労が蓄積する
2. 無理なく続けるための時間管理術
① 週単位で「可処分時間」を把握する
- 授業、移動、睡眠、食事、課題、インターン以外の時間を“見える化”
- 例:週168時間中、稼働時間が100時間を超えていると要注意
② タスクの優先順位を決める「3つの枠」
- 緊急かつ重要:即対応(例:レポート締切、アポ確認)
- 緊急ではないが重要:計画的に対応(例:週報の振り返り)
- 重要でない:思い切って“やらない”判断も必要
③ 移動・隙間時間のルーティン化
- 電車内で提案資料を確認、昼休みにアポ反省メモを書くなど、隙間時間を定型化
④ 曜日ごとに「テーマ」を決める
- 月水金:インターン集中
- 火木:学業+課題
- 土日:リカバリー/自習・準備に使う
⑤ ツール活用で“見える化”を習慣に
- Googleカレンダー、Notion、Trelloなどを活用し、業務・学業・休養を可視化
3. メンタルを維持するセルフマネジメントの工夫
① 週に一度は完全オフをつくる
- 働き詰めになると、モチベーションが続かない
- 「何もしない日」を意識的に確保
② 自分の成長ログを残す
- 成果・改善・気づきなどを日報やノートに記録
- 自分の努力を“見える化”することで達成感が得られる
③ 小さな成功を「認知」する習慣を持つ
- 例:「初めて一人で商談に行けた」「アポ成功率が1%上がった」など、毎週振り返る
④ 周囲と比較しすぎない
- 成果に個人差があることを理解し、「自分比」で成長を捉える
4. 周囲との調整・相談の工夫
① 上司・メンターに早めに相談する
- 「最近疲れが溜まっていて集中力が落ちている」といった素直な報告もOK
- 調整の相談は信頼を損なうことではなく、“自律的な行動”と評価されることもある
② シフト調整や業務負担の見直しを提案する
- 出勤日数を一時的に減らす、在宅対応に切り替えるなど、柔軟な対応が可能な企業も多い
③ 同期や仲間と悩みを共有する
- 「自分だけじゃない」と感じるだけで心理的な負荷は軽くなる
5. 忙しい中でも成果を出したインターン生の事例
ケース①:週3勤務+フル単維持(大学3年・営業職)
- 出勤:月水金、授業:火木に集中
- 朝1時間のトーク練習+週末に1週間の振り返りをルーティン化
- 結果:アポ成功率20%超、営業リーダーに昇格
ケース②:業務整理とツール活用で負荷軽減(大学4年)
- Trelloで業務を“見える化”し、優先順位を明確に
- 週1回上司と振り返りMTG → 工数の少ないタスクへの切り替えに成功
ケース③:メンタルケア重視で長期継続(大学2年)
- 完全オフ日を毎週日曜に設定、週報に感情面の振り返りも記録
- 6ヶ月以上の継続勤務、内定直結の評価を得る
まとめ
長期インターンは成長のチャンスが詰まった貴重な環境ですが、忙しさに振り回されると継続が難しくなってしまいます。
- 時間管理:スケジュールとタスクの可視化・優先順位の整理
- メンタル維持:オフの確保・成長の実感・仲間との共有
- 周囲との調整:早めの相談・柔軟な働き方の提案
「忙しいからやめる」のではなく、「忙しくても続けられる工夫」をすることで、自分のキャリアの土台を築くことができます。
無理せず、でも逃げずに。自分のペースで、インターンを価値ある経験に変えていきましょう。