企業のインターン経験をESや面接でどうアピールすべきか? | ZEROWORKS(ゼロワークス)

2025.05.12

企業のインターン経験をESや面接でどうアピールすべきか?

はじめに

長期インターンシップでの経験は、就職活動において大きな武器になります。しかし、「どのようにエントリーシート(ES)や面接でアピールすればよいかわからない」と悩む学生も多いでしょう。

特に営業職のインターンでは、成果を定量的に示しやすいため、効果的な伝え方を意識すれば企業の評価を大きく高めることができます。本記事では、インターン経験を最大限に活かすためのES・面接でのアピール方法を詳しく解説します。


1. 企業がインターン経験を評価するポイント

まず、企業はインターン経験をどのように評価するのかを理解しましょう。

① 実務経験とスキルの習得

  • 社会人としての基礎スキルが身についているか
  • 業務を通じてどのようなスキルを習得したか
  • 例:「営業インターンで商談の組み立て方を学び、実際に成約を経験」

② 主体的に取り組んだ経験

  • 与えられた業務をこなしただけでなく、自ら考え行動したか
  • 業務の課題をどう改善したか
  • 例:「アポ獲得率が低かったため、トークスクリプトを改善し成功率を20%向上」

③ 数値で示せる成果

  • 企業は具体的な数値があると評価しやすい
  • 例:「3ヶ月間でアポイント獲得数を50件達成」「営業リストの精度向上により、商談成功率を15%向上」

④ 課題解決力と成長プロセス

  • 困難な状況をどのように乗り越えたか
  • 失敗をどう克服し、成長につなげたか
  • 例:「最初はアポが取れなかったが、上司のアドバイスをもとにトークを改善し、最終的に社内トップの成績を記録」

2. ESでのアピール方法

エントリーシートでは、インターン経験を簡潔かつ論理的に伝えることが重要です。

① フレームワークを活用する

ESでのインターン経験の記述には、**STAR(Situation, Task, Action, Result)**フレームワークを活用すると効果的です。

項目具体例
Situation(状況)営業職の長期インターンで新規アポ獲得業務を担当
Task(課題)最初はアポ獲得率が低く、目標に届かなかった
Action(行動)トークスクリプトの改善、ロールプレイングで練習、成功パターンを分析
Result(結果)アポ獲得率を10%から25%に向上させ、チームの成約数アップに貢献

② 「なぜインターンに参加したのか?」を明確にする

企業は、単なる経験の羅列ではなく、「なぜそのインターンを選んだのか」を知りたがっています。

NG例:「営業職のインターンに興味があったので参加しました。」

OK例:「顧客との対話を通じて交渉力を磨きたかったため、営業職のインターンに参加しました。」

③ 結果だけでなく、プロセスも伝える

成果だけでなく、その成果を出すまでの努力や工夫を強調すると、説得力が増します。

NG例:「3ヶ月で50件のアポイントを獲得しました。」

OK例:「初めはアポ獲得が難しく苦戦しましたが、上司に相談し、トークの構成を改善した結果、3ヶ月で50件のアポイントを獲得できました。」


3. 面接での伝え方

面接では、話し方や表情、具体性が評価のポイントになります。

① 結論から話す

面接では、最初に結論を伝え、その後に具体的なエピソードを話すと、わかりやすく伝わります。

NG例:「最初はアポが取れなかったのですが…」

OK例:「私は営業インターンでアポイント獲得業務を担当し、最終的に獲得率を20%向上させました。そのために行った工夫は…」

② 成長プロセスを伝える

企業は「どのように成長したか」を重視します。

  • 初めの課題 → 取り組んだ工夫 → 成果
  • 例:「最初は電話営業に苦手意識がありましたが、上司のフィードバックを活かし改善し、最終的に社内トップのアポ獲得数を記録しました。」

③ 企業の求める人物像に合わせて話す

企業ごとに重視するポイントが異なるため、面接前に企業研究を行い、インターン経験をどう伝えるかを工夫しましょう。

例:企業が「主体性」を重視する場合

  • 「アポ獲得の方法を上司に相談し、スクリプト改善を提案しました。その結果、チーム全体の成功率も向上しました。」

例:企業が「成果」を重視する場合

  • 「3ヶ月間で成約率を10%向上させ、チームの売上に貢献しました。」

まとめ

インターン経験をESや面接で効果的にアピールするためには、

  1. 企業の評価ポイントを理解する(実務経験・主体性・成果・成長プロセス)
  2. ESではSTARフレームワークを活用し、論理的に書く
  3. 面接では結論から話し、成長プロセスを強調する
  4. 企業の求める人物像に合わせて伝え方を調整する

これらのポイントを意識することで、インターン経験を最大限に活かし、就活を有利に進めることができます。