「“元ZERO”が社会を牽引していける未来をつくる」——ZEROWORKS取締役が語る、圧倒的成長環境の内側 | ZEROWORKS(ゼロワークス)

2025.09.04

「“元ZERO”が社会を牽引していける未来をつくる」——ZEROWORKS取締役が語る、圧倒的成長環境の内側

社会に出る前に「働くとは何か」を体験できる長期インターン。

そんな場を提供するのが、Acroforce株式会社の運営するZEROWORKSです。

今回は、ZEROWORKSを支える経営陣の一人である橋本直人さんにインタビューしました。元リクルートの人事総務としてのバックグラウンドを持つ橋本さんは、どのような思いでこのインターン事業に関わり、どんな未来を描いているのでしょうか。

就業体験を軸に据えたZEROWORKSの仕組みや文化、そしてZEROWORKS卒業生、通称「元ZERO」として社会に羽ばたいた卒業生の活躍ぶりまで、現場のリアルと未来への展望を語っていただきました。

まずは自己紹介をお願いします。

橋本直人と申します。現在はAcroforce株式会社の取締役として、ZEROWORKS事業の監修を担っています。新規案件の獲得から、学生との面談やマネジメントまで、幅広く関わっています。

前職は株式会社リクルートです。2016年に新卒でリクルートキャリアに入社し、そこで自社の採用と、その後総務に異動して人事総務を担当していました。7年間勤めた後、Acroforceに入社しました。

実は代表の高橋とは面白い縁があります。私がリクルートで採用担当をしていた時に、彼が就職活動生として来たんです。面接中に「こういう事業をやっているんですが、リクルートさんも僕が企画しているイベントに出ませんか」と言われて、その時は「出ません」と回答したんですが、そこからの縁で7年越しに逆に私が入ってきたという経緯です。

ZEROWORKSとの関わりは、まだリクルートにいた時に学生向けの研修をプロボノ的に手伝ったのが最初です。コロナのタイミングの2021年頃から関わり始めました。非常に良い事業をやっているなと感じていましたし、私自身もリクルートのインターンに参加してすごくいい会社だなと思って入社を決めた経験があったので、ファーストキャリアを選ぶ前に働く経験をするということの重要性を痛感していました。それを事業としてやっているところに非常に共感したんです。まずは研修という形で関わり始めて、そこからこの事業を伸ばしていくという本気の思いを感じたので、私自身も参画することを決めました。

現在ZEROWORKSにはどれくらいの学生が参加していて、どのような体制で運営されていますか?

今、学生は50名ほど在籍しており、それを監修している社会人が2名という体制です。学生も研修生、メンバー、サブリーダー、リーダー、マネージャーという5階級に分かれていて、マネージャーを務めている人間が1〜3名ぐらい、リーダーを務めている人間が5名前後という体制になっています。50名の中でもリーダーやマネージャーが中心になって学生を統率しています。

ZEROWORKSの運営体制と、他のインターンとの違いは何でしょうか?

一般的なインターンは、企業の採用活動や会社説明の一環として行われることが多いと思います。しかしZEROWORKSは、あくまで就業体験を提供することが目的です**。**扱っている業務も、私たちAcroforceの仕事ではなく、顧客企業から請け負っているBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)業務です。学生たちは実際の企業とやり取りをしながら、成果を追うビジネスパーソンとしての経験を積むことになります。本当に一人のビジネスパーソンとして成果を追っていこうということを軸に置いているところが大きく違う点だと思います。

社会人になる前にゼロキャリアとして、こういった形でビジネスを体験することがなぜ重要だと思われますか?

よく言われる「新卒3年目の離職率3割」というミスマッチ問題の大きな要因は、「想定していた仕事と違った」ということです。就職する前に働くイメージが十分に湧いていない状態で入社することで、どうしてもミスマッチが生まれてしまうのが現実だと思います。こうした問題を、実際の就業体験を通じて事前に防ぐことができるのではないか。これが私たちの着想の根本にあります。

学生が圧倒的に成長できる理由は何でしょうか?

やはり一番は、「スキルよりスタンス」を大切にしているからだと思います。最初から何かができることよりも、「できるようになるまでやる」姿勢や、「当たり前のことを、継続的に、最後までやりきる」ことを重視しています。

また、成長している学生の特徴としては、研修ひとつにしても、ただ受け身で参加するのではなく、「自分は今こういうことに課題を感じていて、どうすればいいか」といった具体的な質問ができることがあげられます。

そうした学生たちは、どんな環境においても自ら学びを得ようとする力があり、社会に出てからも大きな武器になると思います。

そうした姿勢を育むサポート体制も整っているのでしょうか?

はい。ZEROWORKSでは、学生が成長するための仕組みをいくつも用意しています。

たとえば「ZEROWORKS STUDY」という週1回の勉強会では、営業やコミュニケーションに関するスキルを学べる場を提供しています。毎回テーマを設け、社会人講師や外部講師からの講義を通じて、現場で活きる知識や考え方をインプットできます。

また、月に1回は1on1の面談を実施し、悩みや不安、目標に対して丁寧に向き合っています。社会人メンターとの対話の中で、自分の行動を客観的に捉え、改善点や次のステップを明確にすることができます。

加えて、キャリア面談も行っており、「自分は何がしたいのか」「このままでいいのか」といった長期的な問いに対して、じっくり伴走しながら向き合える環境です。こうした支援体制があるからこそ、挑戦と改善を繰り返しながら、学生たちは自信を持って前に進むことができるのだと思います。

これまでのZEROWORKSの歴史の中で、印象に残っている学生の成長エピソードがあれば教えてください。

たくさんいるのですが、印象的な学生は、自分から情報をめちゃくちゃ取りに来るなという子です。一つ一つの研修をとっても、ただ受けて「よかったです」という子よりも、質問をして「こういうことを課題と思っていて、こうするにはどうしたらいいですか」という具体的な質問が出てくる子は、非常に印象に残っています。

そういう学生は今では新人賞ももちろん普通に取っていますし、卒業後に入社した会社では、全社のMVP候補に選ばれる中の一人に入ったということも聞いています。

多くの学生は何年生ぐらいの時に参加されて、何年生ぐらいまで続けるのでしょうか?

参加時期や期間はまちまちですが、だいたい2〜3年生でスタートして、3〜4年生まで続ける学生が多いです。長い人は卒業まで続ける方もいますが、就職活動期間が終わった後に内定者インターンに移行するケースもあるため、4年生の半ばぐらいで終了する学生が多い傾向にあります。私たちとしては、卒業する最後までやりきって、社会人として飛び立ってほしいと思っています。

一方で、早い子は現在1年生で参加している学生もいます。先日は高校3年生のタイミングで入学前に面接に来た学生がいて、本当に大丈夫かなと思ったのですが、実際に今活躍しているメンバーの1人になっています。

卒業生の進路には、どのような特徴がありますか?

ZEROWORKSの卒業生は、本当にさまざまな業界・企業へ進んでいます。キーエンスやリクルートといった大手に進んだ学生もいれば、営業代行会社で新人賞を受賞した学生もいます。また、ZEROWORKSで関わった企業にそのまま入社し、社会人1年目から成果を出している例もあります。

彼らに共通しているのは、「活躍や昇進のスピードが早い」という点です。学生のうちから実践的な経験を積み、社会で通用する基礎を築いているからこそ、入社後のキャッチアップが速く、自信を持って行動できているのだと思います。ZEROWORKSの卒業生は企業にとっては超即戦力人材として評価されていますね。

ZEROWORKSの業務自体、顧客企業からの評価も高いとお聞きしました。

はい。実際に、私たちのクライアントから「学生がどんな営業をしているのか聞かせてほしい」と言われることもあります。学生の素直さや吸収力の高さが、結果につながっていることを実感していただけているようです。

もちろん、難易度の高い案件にすぐ対応するのは難しい部分もありますが、学生でも取り組みやすい範囲の業務を任せることで、きちんと成果を出すことができる。その点が、多くの企業に評価されている理由だと思います。

今後、ZEROWORKSをどのような場所にしていきたいですか

私の目標は、在籍する学生を今の50名から200名規模に増やすことです。品川のオフィスを学生で埋め尽くし、まさに「学生主体の組織」として、ZEROWORKSの存在感をさらに高めていきたいと考えています。

そして将来的には、「元ZERO」という言葉がブランドとして認知されるようにしたいと考えています。実際、世の中には「元リク(元リクルート)」「元サイバー(元サイバーエージェント)」といった表現で、組織出身者の活躍がブランド化されている例があります。

ZEROWORKSもそのように、「元ZERO」と呼ばれる人材が、社会をけん引する存在になってほしい。そのために、私たちが提供する環境の質と、学生たちが挑戦できる機会の量を、これからも高めていきたいと思っています。

最後に、参加を迷っている学生にメッセージをお願いします。

何か新しいことに挑戦したい、でも不安で一歩踏み出せない──

そんな学生にこそ、ZEROWORKSの扉を叩いてほしいです。

いきなり完璧にできる必要はありません。まずは目の前のことに本気で取り組み、自分の限界を少しずつ広げていく。その過程を通して、きっと自分自身の変化や成長を感じられるはずです。

自分の納得のいく人生をつくっていくために、まずは行動する勇気を持ってほしい。その挑戦を、私たちは全力で応援します。