2025.08.23
プレゼンや報告資料で意識すべきポイント

―インターンで一歩差をつけるために―
大学生活の中でプレゼンを経験する機会は多くあります。ゼミの発表、授業の課題、グループワークなど、人前でスライドを用いて説明する場面は珍しくありません。しかし、ビジネスの現場で求められる「プレゼン」や「報告資料」のレベルは、学生が普段接しているものとは大きく異なります。
特にインターンに参加すると、上司やチームメンバーに成果を共有する場面が必ず訪れます。そのときに「この人は分かりやすく伝えられる」「一緒に仕事を進めやすい」と思われるかどうかが、信頼を得られるかどうかの分かれ目になります。今回は、インターンを目指す大学生が意識すべきプレゼン・報告資料のポイントを整理してみましょう。
1. 「相手に伝わるか」を最優先にする
多くの学生がやりがちなのは、「自分が伝えたいこと」を中心に資料を作ってしまうことです。しかしビジネスの場では、「相手が知りたいこと」を優先しなければ意味がありません。
たとえば、上司に進捗を報告するなら「何をやったのか」よりも「今どこまで進んでいて、課題は何か」を端的に示す方が評価されます。クライアントへの提案なら「なぜその施策が効果的なのか」を数字や事例で裏付ける必要があります。
つまり、「聞き手はこの資料から何を得たいのか?」を常に意識し、逆算して構成を考えることが大切です。
2. シンプルな構成を徹底する
報告資料やプレゼンの基本は「シンプル」です。情報を詰め込みすぎると、かえって要点が伝わらなくなります。
おすすめは以下の3部構成です。
- 結論(何を伝えたいのか)
- 理由(なぜそう言えるのか)
- 次のアクション(相手にどう動いてほしいのか)
この流れを守るだけで、論理的かつ分かりやすい資料になります。学生のうちは「もっと細かく説明しないと不安」と思いがちですが、ビジネスの現場では「短く、分かりやすく」が信頼につながります。
3. 図や表で「視覚的に」伝える
文章だけで説明しようとすると、どうしても冗長になりがちです。そこで有効なのが図表やグラフの活用です。
例えば、売上推移を説明するなら文章よりもグラフを1枚見せる方が直感的に伝わります。作業フローの説明も、箇条書きよりフローチャートにするだけで格段に理解されやすくなります。
ただし、図を入れすぎると逆にごちゃつくので注意が必要です。「一枚で相手がすぐ理解できるか」を基準にすると良いでしょう。
4. 報告の「リズム」を意識する
プレゼンは資料だけでなく、話し方も重要です。特にインターン生の発表では、緊張から早口になったり、逆に説明が長すぎたりするケースがよく見られます。
おすすめは「短いセンテンス」で区切って話すこと。結論を先に伝え、その後に理由や補足を添えると、聞き手は理解しやすくなります。
例えば、
「今週のタスクは予定通り進みました。残っているのは顧客リストの整理で、金曜日までに完了予定です。」
このように、端的で区切りの良い話し方を意識すると、聞き手に安心感を与えることができます。
5. フィードバックを即改善につなげる
社会人と学生の大きな違いは「報告の質に対する期待値」です。インターンで初めて資料を作ったとき、必ずフィードバックが入ります。そのときに重要なのは、「指摘をそのまま改善するスピード」と「次回から自分で修正できるようになること」です。
プレゼンや報告資料は、一度で完璧を目指すものではありません。改善を重ねることで精度が上がっていきます。フィードバックを前向きに受け止めて実践する姿勢が、評価や成長につながります。
6. インターンで実践する価値
ここまで紹介したポイントは、頭で理解するだけでは身につきません。実際に資料を作り、発表し、フィードバックを受ける中でしか鍛えられないスキルです。
ZEROWORKSのインターンでは、日々の業務の中で報告やプレゼンの機会が数多く用意されています。単なる学習ではなく、実務の中で「どう伝えれば成果につながるのか」を体感できる環境です。学生のうちからこのスキルを磨いておけば、就活や将来のキャリアで大きなアドバンテージになるでしょう。
まとめ
プレゼンや報告資料で大切なのは、**「自分が伝えたいこと」ではなく「相手に伝わること」**です。
- 相手視点を持つ
- シンプルな構成を徹底する
- 図表で視覚的に伝える
- 短く区切って話す
- フィードバックを即改善につなげる
これらを意識するだけで、インターン先でも信頼を得やすくなります。
もし「実務の中でこのスキルを磨きたい」「成長できる環境で挑戦したい」と思うなら、ZEROWORKSのインターンにぜひ応募してみてください。単なる経験ではなく、社会に出てから必ず役立つスキルを実践的に身につけることができます。