2025.07.05
海外インターンはやるべき?国内インターンとの違いを比較

大学生活の中で「インターンに挑戦しよう」と考える学生が増える中、「海外インターンってどうなんだろう?」「国内と何が違うの?」と疑問に感じる人も多いはずです。確かに、海外インターンは語学や文化の壁もあり、ハードルが高いように思えるかもしれません。しかし、その分得られる経験や視野の広がりも格別です。
今回は、海外インターンと国内インターンの違いを比較しながら、それぞれのメリット・デメリットを整理していきます。この記事を通して、自分に合ったインターンの形を考えるヒントを掴んでみてください。
1. 海外インターンと国内インターン、どちらが自分に合う?
まず前提として、どちらが「良い・悪い」というものではありません。目的によって選ぶべき選択肢が変わるということを意識しておきましょう。
海外インターンの特徴
- 異文化体験ができる
- 英語や現地語でのコミュニケーション能力が必要
- 柔軟な対応力や主体性が求められる
- 長期(1か月以上)になることが多い
- 無給も多く、費用が自己負担になるケースもある
国内インターンの特徴
- 応募しやすく、期間も柔軟(1日〜数週間)
- 日本語での業務なので言語の不安が少ない
- 企業理解や就職活動に直結しやすい
- 交通費や報酬が出るケースも増えている
2. 海外インターンのメリットと挑戦の価値
① グローバルな視野が身につく
海外の職場では、価値観や働き方が日本と大きく異なります。たとえば、「報連相」を徹底する日本の文化と比べ、欧米では「自己判断・責任」が強く求められます。こうした環境での経験は、グローバル企業や外資系企業を志望する場合に大きなアドバンテージになります。
② 実践的な語学力が身につく
英語力を伸ばしたいと思っても、学校の授業やTOEICの勉強だけでは限界があります。実際に現地のオフィスで業務をこなすことで、「使える英語」を体感しながら習得できます。
③ 自己成長が加速する
文化や言語の違いに加え、初めての土地での生活や仕事は想像以上に大変です。しかし、だからこそ「自分で考え、行動する力」が自然と育ちます。困難を乗り越えるたびに、視野が広がり、自信にもつながります。
3. 国内インターンの魅力も侮れない
① 業界研究や企業理解に最適
特に就職活動を控えた3年生〜4年生にとって、国内インターンは貴重な情報源です。職場の雰囲気や仕事内容を体験することで、「この会社で働くイメージ」が具体化します。実際に国内インターンから内定につながるケースも少なくありません。
② 手軽に参加できる
近年では1日完結の「ワンデーインターン」や、オンラインで参加できる形式も増えています。学業やアルバイトと両立しやすいため、忙しい学生にも向いています。
③ 日本でのビジネスマナーが学べる
名刺交換、敬語の使い方、報連相の重要性など、日本独特のビジネスマナーは国内でのインターンでしか学べないことも多いです。日本企業を志望するなら、これらを早い段階で身につけておくのは大きなメリットです。
4. 海外と国内、どちらを選ぶべき?
以下のような基準で考えてみましょう。
あなたの目的 | 向いているインターン |
語学力を高めたい | 海外インターン |
就職に直結する経験が欲しい | 国内インターン |
自己成長・異文化体験を求めている | 海外インターン |
業界や企業を比較してみたい | 国内インターン |
将来、海外で働くことを視野に入れている | 海外インターン |
また、「両方経験する」という選択肢もあります。たとえば、学部2年の夏に海外インターン、3年の春に国内インターンというように、目的ごとに使い分けるのも非常に有効です。
5. 実際の体験者の声
海外インターン経験者Aさん(大学3年・フィリピンでIT企業の営業補佐)
「最初は英語に不安がありましたが、失敗しても笑ってくれる環境だったので、思い切って話すことができました。語学力だけでなく、“動かないと何も始まらない”というマインドが身につきました。」
国内インターン経験者Bさん(大学3年・広告代理店)
「就活前に参加したインターンで、企業のリアルな姿を知ることができました。志望動機や自己PRの具体性が高まり、選考にも自信を持って臨めました。」
まとめ:目的を明確にして選ぼう
海外インターンと国内インターン、それぞれに魅力があり、得られる学びも大きく異なります。大切なのは、「なんとなく参加する」のではなく、自分が何を得たいのかを明確にしたうえで選ぶことです。
どちらの選択も、あなたの将来に必ずプラスになります。少しでも「気になる」と思ったら、一歩踏み出してみる価値はありますよ。