2025.06.24
スタートアップで働く魅力とは?企業の成長と共に成長する経験

「せっかくのインターン、成長できる環境で働きたい」
そう考えている大学生の方も多いのではないでしょうか。インターンの選択肢は大企業から中小企業、NPOなど幅広くありますが、近年注目を集めているのが「スタートアップ」でのインターンです。
スタートアップとは、新しいサービスやプロダクトを生み出す初期段階の企業のこと。まだ数人規模のチームであることも珍しくありません。そんなスタートアップで働くことには、大企業にはない独自の魅力があります。このコラムでは、「企業の成長と共に自分も成長できる」という視点から、スタートアップインターンの魅力を紹介します。
1. 任される範囲が広いからこそ、成長が早い
スタートアップでは、社員数が限られているため、インターン生であっても裁量の大きな業務を任されることがあります。たとえば、企画立案やマーケティング、営業の最前線など、「実践型」の経験ができます。
ある学生は、BtoBのスタートアップで営業支援を担当し、実際にクライアントとの商談にも同席しました。「最初は緊張したけれど、フィードバックをもらいながら何度もトライする中で、自分の言葉で相手に価値を伝えられるようになった」と語ります。
与えられた業務をこなすだけでなく、自ら課題を見つけ、解決策を考える。そうした経験の積み重ねが、成長スピードを一気に加速させるのです。
2. 会社の変化をリアルタイムで体感できる
スタートアップでは、日々の変化がとにかく早いです。新しいサービスの立ち上げや、メンバーの増加、資金調達など、「昨日と今日で会社のフェーズが違う」ことも珍しくありません。
インターン生であっても、こうした変化に直面しながら業務を進めることになります。たとえば、プロダクトの方向性が変わったり、マーケティング戦略が一新されたりすると、自分の担当領域にも影響が出ます。そのたびに柔軟に対応し、考え方や行動をアップデートする力が求められます。
このスピード感のある環境に身を置くことは、「変化に強くなる」という大きな財産になります。社会に出た後も、予測不能な事態に対して前向きに対応できる人材になるでしょう。
3. 経営層と近い距離で学べる
スタートアップでは、インターン生と経営陣の距離がとても近いのも魅力です。社長や役員と同じ空間で働き、彼らの考え方や意思決定のプロセスを間近で見ることができます。
ある学生は、「毎朝のミーティングで代表の話を直接聞けるのが一番の学びだった」と話します。自分の仕事が経営判断にどう影響するのか、会社がどこに向かおうとしているのかを理解することで、ただの「作業」ではない本質的なビジネス感覚が身についていきます。
大企業ではなかなか得られない「経営目線」を、スタートアップでは肌で感じることができるのです。
4. 仲間と共に「ゼロからつくる」体験
スタートアップでは、まだ正解のないものに取り組む機会がたくさんあります。市場調査からプロダクトの開発、マーケティング手法の模索まで、まさに「ゼロから一をつくる」体験ができます。
この過程では、うまくいかないことも多く、試行錯誤の連続です。しかし、その分、成功したときの達成感はひとしお。「自分たちの手でつくったものが世の中に出て、反応が返ってくる」という喜びは、何にも代えがたい経験です。
同じ方向を向いて努力する仲間たちとの絆も、かけがえのない財産になります。
5. 自分の可能性に気づける場所
最後に、スタートアップでのインターンは「自分に何ができるのか」「どんな働き方が向いているのか」を知る絶好の機会でもあります。
ある学生は、エンジニア志望でインターンに参加しましたが、実際に働く中で「プロダクトマネージャーとして人やプロジェクトを動かす仕事に魅力を感じた」と気づいたそうです。
小さな組織だからこそ、さまざまな業務に触れることができ、自分の得意・不得意や興味の幅を知ることができます。将来のキャリア選択において、こうした“自己理解”はとても重要な指針になります。
まとめ:成長したい大学生にこそ、スタートアップを
スタートアップのインターンは決して「楽」ではありません。正解がない中で考え、行動し、失敗し、学ぶ。その連続です。
しかし、その過程で得られる成長のスピードや密度は、他ではなかなか得られないものです。会社の成長と自分の成長が重なっていく、そんなダイナミックな環境に飛び込んでみませんか?
もし、「変化を楽しみたい」「自分の可能性を広げたい」「社会のリアルを体感したい」と思っているなら、スタートアップでのインターンは、きっとあなたにとって貴重な一歩になるはずです。